なぜ乾燥の時間が大切なの?
外壁塗装では、下塗り、中塗り、上塗りと、一般的には3回塗料を重ねます。
それぞれの工程に進むときは、塗料が十分に乾燥しているのがとても重要です。
例えば接着剤も瞬間的に硬化するというものばかりではないように、塗料も外壁に塗ったその瞬間から性能を発揮するものではありません。接着剤が完全に硬化して密着するまで時間がかかるように、塗料にも同じような働きがあります。決められた乾燥時間を守らないとしっかりと外壁に付着しないのです。
つまり、塗料を十分に乾燥させ、外壁材と密着させることで塗膜を形成し、塗料が持つ役割が発揮されます。
非常に短時間で外壁塗装が完了すると「効率よく仕上げてくれた」と考えてしまいがちですが、場合によっては十分の乾燥時間を設けていない可能性もあります。
乾燥時間が足りないとどうなる?
塗料には水性や溶剤系ものがありますが、その水分や溶剤を蒸発させて残った樹脂で塗膜を形成していきます。塗料は製品ごとに「3時間以上」のように乾燥時間が決まっており、それを守ることによって役割を果たします。乾燥してないのに次の塗料を塗り重ねた場合、下塗り塗料の水分が中塗り塗料に吸収されてしまうこともあります。
乾燥が不十分ということは、塗膜を正しく形成できないということ。
塗膜がしっかり形成されないと、よく起こる不具合として「膨れ」や「剥がれ」があります。
乾燥時間を決める3つの要因
1.塗料の種類
塗料の種類によって乾燥時間はまったく変わります。メーカーが定めている時間を守ることが重要。
2.気温
気温が低いほど乾燥しにくく、高いほど乾燥しやすいです。一般的に夏は乾燥が早く、冬は長くかかります。
3.湿度
湿度が高いと塗料が乾燥しにくくなります。湿度が85%を超えた場合は塗装ができません。梅雨の時期は湿度が高くなりますが、85%未満ならば塗装は可能。また、気温が5℃未満かつ、湿度も85%以上の場合は塗装が難しいです。
外壁塗装の工程はいくつかありますが、その中でも重要なのは「塗料の乾燥時間」です。
仕上がりに影響すると言っても過言ではない工程だからこそ、確かなプロの技術が必要です。
屋根・外壁塗装では、素材の特徴を理解した上で、しっかりとアドバイスをしてくれる業者を選びましょう。
三州リファインでは、経験豊富なスタッフによる無料点検を行っており、予算やご要望にあった塗料や施工をご提案させて頂いております。
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