SNSや動画サイトで人気のDIY動画。見ていると「楽しそうだし、自分でも挑戦したみたい!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、外壁塗装用の塗料とペンキの違いをご存じでしょうか?
塗料とペンキは、「色を塗る」という広い意味は同じものです。
しかし、成分や性能などが異なるので厳密にいうと別物。
今回は、塗料とペンキの違いについて解説したいと思います。
塗料とペンキの特徴や役割について
まず塗料とペンキそれぞれについての特徴や役割を整理しましょう。
塗料の特徴と役割
外壁塗装用の塗料は、顔料や樹脂、添加物などを混ぜて作ったもの。
それぞれの役割は以下の通りです。
顔料:塗料の色を決める成分
樹脂:塗膜を形成する成分
添加物:顔料の沈殿を防いだり塗膜に柔軟性をもたせるなどの役割
つまり、外壁塗装用の塗料には、外観を美しくするほか、建物の機能性を高めたり、保護したりする役割があります。
ペンキの特徴と役割
一方のペンキは、オイルペイントや合成樹脂調合ペイントなどの総称です。
オイルペイント:油性調合ペイントや油性ペイントとも呼ばれています。ボイル油を主成分に、顔料や添加物を加えたものです。
合成樹脂調合ペイント:長油性アルキド樹脂ワニスに顔料を混ぜたもので、ホームセンターでも見かける一般的なものです。
つまり、ペンキを使用する大きな目的とは色を塗ること。そのため、外壁塗装用の塗料のような機能性などは基本的にないと言っていいでしょう。
ペンキを外壁塗装で使ってはいけない理由
外壁塗装用の塗料とペンキは機能性や役割が違うため、外壁塗装には専用の塗料を使用します。ペンキを使ってはいけない理由は
①耐候性の違い
紫外線や温度、雨など屋外の環境での劣化に対する性能のことを【耐候性】と言います。
外壁塗装用の塗料は屋外で使用することが前提であるため、この耐候性に優れています。
一方のペンキは、耐候性が低く変色や剥がれが出やすいです。仮に外壁塗装用の塗料の代わりにペンキを使った場合は、この耐候性の低さから頻繁にリフォームが必要になるでしょう。
②乾燥時間の違い
外壁塗装用の塗料は乾燥時間が早いのがポイント。種類によって異なりますが、4時間程度で乾燥するものがほどんどでう。塗装の翌日に雨が降ったとしても性能などに大きな影響はありません。
しかし、ペンキの場合は乾燥するまでに2日~3日程度かかります。乾燥中に雨が降ると、塗膜に雨の跡が付くので、塗り直しをしなければキレイな塗装にはなりません。
このように、ペンキでの塗装は外壁塗装用の塗料に比べて機能面で劣るだけではなく、乾燥時間も長い上にコストもかかるとあって、デメリットのほうが大きいです。
外壁塗装は専門業者におまかせすることおすすめします。
三洲リファインでは、無料の点検を行っており、予算やご要望にあった塗料や施工をご提案いたしております。
まずはお気軽にご相談を下さい。