混同しがちな「耐用年数」と「耐久年数」
「耐用年数」と「耐久年数」。この似たような言葉の意味を正しく知っていますか?
中には同じ意味と思って混同して使用されることがあるかもしれませんが、実は大きな違いがあります。
今回は、用語を正しく理解した上で住まいの寿命を延ばす秘けつをご紹介します。
耐用年数とは―
耐用年数とは、資産価値を算出するために使われる期間のこと。主に減価償却費の計算基準として使われます。
「資産価値はこれくらいの期間でなくなる」と定めた期間を指します。減価償却費は、時間の経過によって低下する資産の価値を耐用年数に応じて、分割して費用に計上します。つまり耐用年数は減価償却費の計算で使う年数と考えて問題ありません。
耐久年数とは-
一方の耐久年数とは、メーカーが調査や実験などをもとにして公表する年数のこと。「この期間であれば問題なく使用できる」とお墨付きがある数字です。
耐久年数はあくまでも目安のため、使用状況や環境などの影響で実際の年数と変わることがあります。
「耐用年数」=寿命ではない!
耐用年数は資産として価値がある年数なので、寿命ではありません。物理的な寿命に関わるのは、耐用年数ではなく耐久年数です。
耐用年数を延ばすことはできませんが、耐久年数は扱い方次第で延ばすことができます。
その秘けつは、
- 建物の材質や性能にこだわる
- 定期的にそうじをする
- 外壁・屋根を塗装する
という3点。建物の材質や性能にこだわり、建材を高耐久性のものにしたり、耐震等級が高い住宅を建てたりすれば、経年劣化だけでなく自然災害にも強くなります。また、外壁や水回りなど、腐食による劣化が起こりやすい場所は定期的なそうじをすることで、異常も早期発見することができます。
建物を保護する外壁や屋根は、適切な時期に適切なメンテナンスをすることで耐久年数を延ばすことができます。
外壁・屋根塗装の効果
では、外壁・屋根塗装の役割や効果とは一体なんでしょう?
ひとつは、住まいを保護する役割。建物の外壁や屋根は、風や紫外線による影響から私たちの生活を守ってくれています。外壁や屋根を塗装することは、劣化が緩やかになり補修を遅らせたりできるのです。
ふたつ目は、住まいの美観を高める効果があります。住宅の印象は、外壁の印象で大きく変わります。
外壁と屋根塗装はセットで行うのがおすすめ。人件費や工期の面でも効率的です。
三洲リファインでは、無料の点検を行っており、予算やご要望にあった塗料や施工をご提案いたしております。
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