外壁や屋根塗装に使われる塗料ですが、技術の進歩は目覚ましく、その種類は多様化しています。「塗料深掘り!」シリーズでは、様々な塗料について解説します。
失敗しない家の塗り替えに重要なのは、価格の安さ、高さではなく、ライフスタイルや家にピッタリの塗料を選ぶ事。ぜひ塗料選びの参考にしてくださいね。
シリコン塗料のメリット&デメリット
シリコン塗料とは、樹脂にシリコンを使用したものです。近年ではよく使われており、ウレタン塗料より耐久性も高くコスパが高いのでスタンダードな塗料になってきています。
それでは、メリット&デメリットを紹介しましょう。
シリコン塗料のメリット
・コストパフォーマンスがいい
・耐汚染性に優れる
・耐候性に優れる
シリコン塗料はアクリル樹脂とシリコン樹脂を混ぜ合わせて作られており、その特筆すべきはコスパの良さです。耐用年数が約7~10年といわれ、ウレタン塗料より寿命が長いです。
親水性の塗膜は、車の排気ガスなどの油汚れを寄せ付けません。汚れがついても雨水と一緒に流れていきます。さらに、塗装後はツヤのある仕上がりになり、光沢保持率が高いのもポイント。
塗膜の光沢を長期間に渡って保つことが期待できます。
シリコン塗料のデメリット
・ウレタン塗料やアクリル塗料と比較すると高価
・他の塗料に比べるとひび割れに弱い
ウレタン塗料やアクリル塗料に比べると、シリコン塗料は価格が高い傾向にあります。
またシリコン塗料は、扱いにも注意が必要で、塗装する際はこまめにかき混ぜながら使わなければいけません。弾性があまりないためひび割れしやすい上に、やや密着性が弱い傾向があることから、特に重ね塗りが難しく、適した下塗り材を用いる必要があります。
施工に慣れていない場合は、扱いづらいこともありDIYには不向きともいえます。
なので、シリコン塗料での外壁塗装はプロにおまかせするのがおすすめです。
シリコン塗料の注意点
メジャーとなったシリコン塗料には、さまざまな種類やメーカー品があります。
そこで注意したいのが、「シリコン樹脂の含有率」について。
既存製品のシリコン含有率は、低いもので20%以下、高いもので40~65%程度です。
シリコン含有率は塗料の性能に影響します。
含有率が高いほど防汚性や耐久性などが高くなり、高価になる傾向があります。
今回はシリコン塗料についてお話しました。
屋根・外壁塗装では、素材の特徴を理解した上で、どんな塗料を選ぶのが適切かしっかりとアドバイスをしてくれる業者を選びましょう。
三州リファインでは、経験豊富なスタッフによる無料点検を行っており、予算やご要望にあった塗料や施工をご提案させて頂いております。
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